不妊
妊娠しやすい体づくり

体質改善と血行促進で妊活をサポートします

不妊

不妊について

不妊とは、一般的に避妊をせずに1年以上性生活を続けても妊娠しない状態を指します。日本では約10組に1組のカップルが不妊に悩んでいるとされ、晩婚化や生活環境の変化などにより、その数は増加傾向にあります。

不妊の主な要因

不妊には様々な要因が関わっており、女性側の要因、男性側の要因、両方の要因、または原因不明の場合があります。

  • 女性側の要因:排卵障害、卵管の問題、子宮内膜症、子宮筋腫、ホルモンバランスの乱れなど
  • 男性側の要因:精子の数や質の問題、精子の運動性低下、精路の閉塞など
  • 両方の要因:年齢、ストレス、生活習慣、体質的な問題など
  • 原因不明:検査では異常が見つからないにもかかわらず妊娠しない場合(機能性不妊)

不妊に影響する主な要因

妊娠しにくい体質の背景にある様々な要因

血行不良

冷え性や運動不足により、子宮や卵巣への血流が悪くなると、卵子の質や子宮内膜の状態に影響を与え、妊娠しにくい体質になることがあります。男性の場合も、精巣への血流低下が精子の質に影響します。

ホルモンバランスの乱れ

ストレスや生活習慣の乱れ、加齢などにより、排卵や月経周期をコントロールするホルモンのバランスが崩れると、妊娠に必要な環境が整わなくなることがあります。

自律神経の乱れ

ストレスや睡眠不足、過度の仕事などにより自律神経のバランスが崩れると、生殖機能にも影響を及ぼします。特に交感神経が優位になると、血管が収縮し、生殖器への血流が低下します。

体の歪みと骨盤の問題

骨盤の歪みや姿勢の悪さにより、子宮や卵巣の位置や血流に影響が出ることがあります。また、骨盤内の筋肉の緊張も、生殖器への血流を妨げる要因となります。

東洋医学から見たアプローチ

東洋医学的アプローチ

東洋医学では、不妊は「気・血・水」の流れの滞りや、臓腑(内臓)の機能低下によって起こると考えられています。当院では、一人ひとりの体質や症状に合わせて、以下のような鍼灸治療が良いとされています。:

  • 子宮や卵巣に関連する経絡(けいらく)上のツボに鍼を打ち、気血の流れを改善
  • 腎(じん)や脾(ひ)など、生殖機能に関わる臓腑の働きを高めるツボへの刺激
  • 自律神経のバランスを整えるツボへのアプローチ
  • 温灸による冷えの改善と血行促進

鍼灸治療は、ホルモンバランスの調整や血行促進、自律神経の安定化などの効果と妊娠しやすい体づくりが期待できます。

骨盤矯正

骨盤の歪みを整えることで、子宮や卵巣の位置を正常に保ち、血流を改善します。特に、骨盤内の筋肉の緊張をほぐし、リラックスした状態に導くことで、生殖器への血流を促進します。

リラクゼーション

ストレスは不妊の大きな要因の一つです。全身のリラクゼーションマッサージや、自律神経を整える施術は、心身のリラックス状態を促します。

生活習慣の改善

妊娠しやすい体づくりのための生活習慣について、個々の状況に合わせた食事の改善点、適切な運動、睡眠の質の向上、ストレス管理の方法などの理解が重要です。